里山歩き

2013年11月23日(土) 真弓山を歩く

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「コース」:近隣の里山歩きで紹介した「真弓山−風神山ハイキングルート図」のうち、今回山側道路の塙山T字路の登山口階段からのB山道ルートを報告します。歩いたコースは、B山道ルート〜真弓山の真弓神社〜爺杉〜表参道の見晴台〜山側道路の塙山T字路です。見晴台からは約180度の眺望が素晴らしく、南方には鹿島灘、水戸県庁、南西には筑波連山、西方から北西には日光連山、塩原連山(高原山)、北方には真弓神社の延長方向に高鈴山の電波塔(山は陰に隠れて見えない)が見られました。日光連山などは、いつもは雲や霞がかかって、1年に数回程しか見られませんが、今回はラッキーでした。
「歩行時間」:Bルート登山口階段(山側道路の塙山T字路)−約30分−県道61号−約12分−塙山分岐−約4分−真弓神社分岐−約10分−真弓神社−約10分−爺杉−約6分−表参道(三の鳥居)−約15分−見晴台−約22分−塙山分岐−約40分−Bルート登山口階段。
 なお、Bルート登山口階段〜真弓神社までの歩行時間(片道)は約1時間弱、歩行距離(片道)は約2km。
「その他」:採石場がある県道61号(一般車両は不通区)は採石運搬のダンプが往来しており、主に石灰石を含んだ砂利道で、ダンプで踏み固められています。道幅はダンプ1台が通るのがやっとで、ダンプを避けるための路肩を常に確認しておく必要があります。また、ダンプが通ると白い砂埃が舞うので、タオルかマスクを用意しておいた方が良いです。路肩の草木も白くなっています。ただし、土、日はダンプも休みのようです。 
 
Bルート登山口階段(山側道路の塙山T字路)
から登ります。
 
 階段を約140段(正確には134段)登った
後に、山道に入り真弓山をめざします。
 
林木育種センターの松林脇の山道から一旦、県道
61号に出ます。県道61号をそのまま歩いても
塙山分岐に到達しますが、できるだけダンプを避
けるめ、約4分程歩いて左側の山道に入ります。
 
山道から再度、県道61号に出て、1〜2分で
塙山分岐に到達します。

 塙山分岐から真弓山の真弓神社分岐に向かうが、
ここも左側の山道を登ります。
 
数分で真弓神社分岐に到達し、そこから左側の
山道を登ってすぐに下ります。
 




 神社門を過ぎて、数分で真弓神社に着きます。
真弓神社に参拝し、平成25年参拝者記帳簿
(ノート)に記載します。ほとんど毎日のように
参拝している人もおられるようです。真弓神社の
由緒沿革の説明看板があり、ここで、その要点
を書いてみます。「真弓神社は大同2(807)年
に坂上田村麻呂の北征の際に八所権現をま
つったことに始まりと言われており、その後も
源義家が戦勝を祈願し、陸奥を平定して凱旋の
おり、弓八張を奉納したことから、真弓八所権現
と呼ぶようになったとのことです。以来、武門の
崇敬社として知られる古社です。その後、明治
元年12月に社号を真弓神社と改めたそうです。」
 
数分で表参道及び爺杉の分岐を過ぎると、神社門
が見えます。神社門の先には10月の台風でモミの
大木が倒れていて、倒木を越える必要があります。
 
真弓神社から来た道を戻ると数分で爺杉
分岐に着きます。看板に示すように、ここを
下ると約5分で爺杉の場所に着きます。
 


 爺杉(じいすぎ)は根周り15.4m、樹高約45m
と茨城県内でも有数の大きさを誇る巨木です。県
指定天然記念物になっており、推定樹齢約940
年とのことです。上の写真でも分かるように樹高
45mのため、一枚の写真に収まりきれません。
 
爺杉を横から見ると2本に分かれています。
しかも、その木の股からカエデが生えています。
 
真弓神社の御神木である爺杉の説明看板です。
 
爺杉分岐に戻り、表参道(三の鳥居)から
見晴台をめざします。
 
約10分前後で見晴台入口に着きます。
ここから階段を登ります。
 
 数分で見晴台に着きます。見晴台からは
約180度の眺望が素晴らしいです。
 
 見晴台から見た筑波山が少し霞んでいたので、
1ヶ月前に真弓神社境内から撮影した写真を
掲載しました。左側に筑波連山を代表する日本
百名山の一つである筑波山(877m)、右側に
加波山(709m)、燕山(701m)が見えます。
 
 見晴台から見た日光連山です。1年に数回程しか
見られないのに今回はラッキーでした。左側に日光
連山を代表する日本百名山の一つである男体山
(2486m)、右側に女峰山(2483m)が見えます。
 
見晴台から見た塩原連山(鶏頂山(1765m)、
釈迦が岳(1795m)などの総称高原山)です。