里山歩き

2016年11月09日(水) 西金砂神社とその周辺散策

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・集合場所:常陸太田市西金砂神社一の鳥居横の駐車場(茨城県常陸太田市上宮河内町)

・コース:一の鳥居横の駐車場〜鷹取山(424m)〜見晴しの丘(伐採地)往復〜布ケ滝展望台〜西金砂
神社入口前広場(昼食)〜安龍ケ滝〜三角点(410m)〜西金砂山(418m)、西金砂神社本殿及び
展望台〜拝殿〜一の鳥居横の駐車場戻りの周回コースです。
 西金砂山は東金砂山、真弓山、堅破山、花園山と並んで山岳信仰の聖地とされている常陸五山の
ひとつで標高は418mです。その山頂の安山岩質集塊岩の上に西金砂神社本殿が鎮座しています。
 西金砂神社は大同元年(806年)に天台僧の宝珠上人が、社殿を造り祭壇を設けて、近江国比叡山
の日吉神社の分霊を観請・祭祀したのが始まりとされています。また、東金砂神社と一緒に行う
72年未(ひつじ)年毎の磯出大祭礼(日立市水木浜まで往復)や6年丑(うし)、未(ひつじ)年毎の
小祭礼、それらの際に奉納される田楽舞(ともに茨城県指定文化財)でも名を馳せています。
 今回のコースは各所に展望台があり、紅葉は始まったばかりでしたが、筑波山、高鈴山、
奥久慈男体山、日光連山などの眺望を楽しむことができました。

・天気他:晴、11℃。 一の鳥居横の駐車場出発9:05、ポケットパーク展望台9:25−30、鷹取山
10:15−17、見晴しの丘(伐採地)10:27−34、布ケ滝展望台11:05−11、西金砂神社入口前の
広場で昼食11:20−12:00、安龍ケ滝 12:21−23、三角点12:53、西金砂神社本殿及び
展望台13:13−20、拝殿13:27−33、一の鳥居横の駐車場戻り13:55 。
 コース約9km、歩数計18,000歩。
 
一の鳥居横の駐車場〜鷹取山(424m)〜見晴しの丘(伐採地)往復〜布ケ滝展望台〜
西金砂神社入口前広場(昼食)〜安龍ケ滝〜三角点(410m)〜西金砂山(418m)、
西金砂神社本殿及び展望台〜拝殿〜一の鳥居横の駐車場戻りの周回コースです。
 
一の鳥居右奥に駐車場があります。鳥居の手前に
石彫刻「四方固め」(田楽舞)が立っています。
西金砂神社大祭礼の様子、十二支やそば街道の
金砂郷の歴史・文化を紹介しています。
 
駐車場を出発し、神社と反対方向の南側に
下り、ポケットパーク展望台に向かいます。
 
すぐに、小さな橋を渡ります。
 
竹林の中を進みます。
 
林道脇に石彫刻「未(ひつじ)」が立っていました。
 
階段を登ると、ポケットパーク展望台です。
 
展望台からの眺望です。
 
ポケットパークの桜が紅葉していました。
 
次の展望台に向かう途中の開けた場所から、
西側遠方に日光連山が見えました。
 
同じくやや北側に奥久慈男体山が見えました。
 
林道脇に石彫刻「丑(うし)」が立っていました。
 
次の展望台に着きました。
霞がかかっていて富士山は見えませんでした。
 
展望台からの眺望です。
南西側遠方に筑波連山などが見えました。
 
林道脇の山道を進みます。
 
鷹取山の入口案内板があり、
山頂はもうすぐです。
 
鷹取山(424m)山頂の二等三角点です。
山頂は樹木に囲まれ眺望は余りありません。
 
鷹取山の手書きの表示がありました。
 
鷹取山から南方に下り、見晴しの丘(伐採地)
に向かいます。
 
振り返って見た鷹取山です。
 
10分程で見晴しの丘(伐採地)に着きました。
逆光のため、同行者がシルエットになっています。
 
ここからの眺望はすばらしく、やや東側に
高鈴山(中央)と神峰山(左側)が見えました。
 
その右側に太平洋に面する東海村の
常陸那珂火力発電所が見えました。
 
さらにその右側の南西方向に
筑波連山が見えました。
 
日当たりのよい伐採地に、
季節外れのツツジが咲いていました。
 
同じく紅葉が見られました。
 
鷹取山入口に戻り、ここから山道を下ります。
 
途中にセンブリの花が咲いていました。
 
やがて舗装された林道に合流し、
布ケ滝展望台に向かいます。
 
布ケ滝展望台は階段の上です。
 
途中に石彫刻「布ケ滝」がありました。
 
展望台から見た布ケ滝です。
雨が降らなかったのか水は流れていませんでした。
 
林道脇にガマズミの赤い実がなっていました。
 
やがて西金砂神社入口分岐に着きました。石彫刻の
左側は神社入口方面、右側は安龍ケ滝方面です。
 
分岐に石彫刻「まつり山を下る」が立っています。
 
分岐から3分程で西金砂神社入口に着きました。
入口前には県の天然記念物に指定されている
大サワラと大イチョウの巨木がそびえています。
 
西金砂神社入口の二の鳥居です。
 
鳥居の左奥に西金砂神社の
説明看板がありました。
 
神社入口前の舗装道路側にあるのは推定樹齢
740年の「西金砂のサワラ」の巨木です。樹高は
約30mで県の天然記念物に指定されています。
 
大サワラのすぐ奥に、推定樹齢740年の「西金砂の
イチョウ」の巨木があります。樹高は約30mで
同じく県の天然記念物に指定されています。
 
二の鳥居の先には、拝殿へ続く長い石段が
あります。今回はここを通らずに、逆回りの
安龍ケ滝〜本殿〜拝殿のコースを取り、
拝殿からは石段の横の参道を通ります。
 
神社入口の広場やふるさと歴史
民俗伝承館横で昼食を取りました。
 
神社入口の対面のふるさと歴史民俗伝承館です。
歴代の大田楽の資料が展示されています。伝承館
には杜の湯があるが、土日・祭日のみの営業とか。
 
昼食後、石彫刻「まつり山を下る」から
安龍ケ滝をめざします。
 
途中小さな沢などを渡り、安龍ケ滝の真上に
到着します。水は流れていないようです。
ここから右の階段を登ります。
 
すぐに階段を下ります。
 
西金砂山から源を発する逆川の水を集めた
安龍ケ滝に到着しました。しかし雨が降らない
せいか水は流れていませんでした。
 
安龍ケ滝〜三角点まで急な登りとなるが、逆コース
だったらきついと考えられます。コース上には要所
に案内板があり、またベンチも置かれていました。
 
やがて三角点(410m)のピークを通過します。
 
途中の開けた場所から見た眺望です。
 
やがて裏参道の鳥居の横を通過します。
 
裏参道脇にモミジの紅葉がありました。
 
裏参道の急な石段を登ると西金砂山に
鎮座する西金砂神社本殿があります。
 
集塊岩の上に鎮座する
立派な西金砂神社本殿です。
 
本殿に参拝しました。
 
本殿奥の西側に展望台があります。
西側は絶壁で遮るものがなく、筑波連山、
日光連山などの眺望はすばらしかったです。
 
本殿から長い石段を下り、拝殿に向かいます。
 
西金砂神社拝殿です。
72年未(ひつじ)年毎の磯出大祭礼は、
最近では2003年3月に行われ、始まってから
17回目だと言うことで、長い歴史を感じます。
 
拝殿から石段横の参道を下り、
さらに神社入口から少し下った所に、
石彫刻「獅子舞」(田楽舞)がありました。
 
下りの途中に、ミヤマシキミの実がなっていました。
 
やがて一の鳥居横の駐車場に戻りました。
お疲れさまでした。