里山歩き

2016年10月12日(水) 那須岳紅葉ハイク

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・集合場所:笠間市営荒町駐車場と那珂市総合センターらぽーる駐車場(2か所)

・コース:貸切バスで笠間市営荒町駐車場(5名)を出発し、那珂市らぽーる駐車場(16名)で全員を収容。
 そこから貸切バス(参加者21名)で国道を走行して、那須町の峠の茶屋駐車場まで移動。
 峠の茶屋駐車場〜峰の茶屋跡避難小屋〜牛ケ首〜姥ケ平〜ひょうたん池往復〜沼原・三斗小屋分岐〜
沼原湿原(昼食)〜沼ツ原駐車場までの縦走コースです。
 那須岳は、那須連山の中枢を成す茶臼岳、朝日岳及び三本槍岳の総称です。特に茶臼岳(1915m)は
数枚の溶岩流、火砕流、頂部の火砕丘、溶岩円頂丘から成る成層火山です。茶臼岳の山体は日光国立公園
に属し、日本百名山のひとつであり、那須岳の主峰又は那須岳の別称でもあります。
 今回は、丁度紅葉のピークと重なり、沢山の登山者で賑わっていました。しかし、登坂の途中から峰の茶屋
跡避難小屋までは強風が吹き、歩くのもやっとでした。
 下山後は待機していたバスで移動し、「源泉那須山」の温泉にゆったりつかり、登山の疲れも取れました。

・天気他:晴/曇り、山麓16℃、山腹8℃。 峠の茶屋駐車場出発8:55、峰の茶屋跡避難小屋9:40−50、
牛ケ首10:13−15、姥ケ平10:37−53、ひょうたん池往復10:53−11:13、沼原・三斗小屋分岐
11:26、沼原湿原(昼食)12:52−13:17、沼ツ原駐車場到着13:35 。
 コース約8km、歩数計16,400歩。 
 
峠の茶屋駐車場〜峰の茶屋跡避難小屋〜牛ケ首〜姥ケ平〜ひょうたん池往復〜
沼原・三斗小屋分岐〜沼原湿原(昼食)〜沼ツ原駐車場までの縦走コース
 
バスの車内から見た那須連山です。
左から白笹山、南月山、茶臼岳、朝日岳、
その右奥は三本槍岳と思われます。
 
峠の茶屋駐車場から出発です。
 
すぐに朝日岳が目の前に現れました。
 
登山指導センター(登山カード投入所)に
本日の登山計画書を提出しました。
 
那須岳登山口の標識の先には山之神の鳥居
があり、それをくぐると赤い毛糸の帽子を
被った狛犬が控えていました。
 
最初は樹林の中を進みますが、数分で
森林限界に達し、一気に視界がひらけます。
 
右手には朝日岳がそびえます。東斜面は紅葉や
緑の植物に覆われて穏やかに見えます。
 
茶臼岳の北斜面を巻いていく
一本道を進んでいきます。
 
朝日岳の左側に位置する剣が峰です。
右側に突き出た岩が恵比寿大黒岩です。
 
もうすぐ峰の茶屋跡避難小屋に着きます。
 
今登ってきたコースを振り返って見ると高度差を
感じます。中央部には鬼面山の稜線が見えます。
 
峰の茶屋跡避難小屋に到着しました。大勢の
登山者で賑わっています。小学生もいました。
 
峰の茶屋跡避難小屋の北方は剣が峰です。
剣が峰の中腹を横切って、朝日岳に向かう登山者も
います。剣が峰と朝日岳の西斜面は荒々しい岩肌
の険しい山容となり、東斜面とかなり異なります。
 
峰の茶屋跡避難小屋の裏の方から見た写真です。
北方(左側)は朝日岳方面に、南方(右側)は茶臼岳
山頂又は牛ケ首・姥ケ平方面に進むことになります。
 
峰の茶屋跡避難小屋から牛ケ首・姥ケ平
に向けて出発です。
 
すぐに硫黄鉱山跡分岐に着きます。ここから
南方(左側)の牛ケ首・姥ケ平に向かいます。
道標の遠方に流石山、大倉山が見えます。
 
硫黄鉱山跡分岐で、噴煙を上げる茶臼岳を見て
小休憩です。今回は茶臼岳山頂には登りません。
 
登山道脇に噴煙を上げる噴気孔がありました。
 
茶臼岳西斜面を横切るようにして進みます。
 
右斜面の眼下には、緑と紅葉が見えています。
紅葉の中に白く見えている所が姥ケ平です。
その右側に細長いひょうたん池が見えています。
 
噴気孔から噴煙を上げている
無間地獄が近づいています。
 
道標越しに見る無間地獄です。
 
マグマの息づかいや地熱を感じながら、
無間地獄を通過します。
 
通過した後に茶臼岳の頂上を見上げたものです。
あたかも噴煙と雲が一緒になっているようです。
 
やがて牛ケ首に着きます。牛ケ首の向こう側は
紅葉している日の出平です。
 
日の出平から少し戻って、姥ケ平に下ります。
左側に白く見えているのが姥ケ平です。遠方に
見える山は右から流石山、大倉山、三倉山です。
 
何回も出てきますが、ごつごつする岩の間の
下り途中に振り返って見た茶臼岳です。
 
赤いナナカマドの実がなっていました。
葉っぱが散っていたので、紅葉も終盤のようです。
 
下りの途中に見た紅葉です。見事に色づいて
います。遠方には流石山他が見えています。
 
しばらく、シャクナゲやハイマツの緑と
紅葉の山道を下ります。
 
ここでも、振り返って見た茶臼岳です。
登り下りの登山者で賑わっています。
 
やがて姥ケ平に着きました。
 
姥ケ平から見た紅葉と茶臼岳です。緑と噴煙の
境界部をトラバースしてきたのが実感できます。
 
姥ケ平から木道を歩いて、ひょうたん池に向かい
ます。木道は狭いので、ところどころにある支柱等
に足を寄せて、すれ違い時に道を譲り合います。
 
やがて、ひょうたん池に着きました。ひょうたん池に映る逆さ茶臼岳です。
水面に映る茶臼岳と紅葉が絶妙な景観で、那須岳紅葉としては一番魅力を感じた場所です。
 
姥ケ平に戻り少し休憩後、沼原湿原をめざします。
姥ケ平にシラタマノキの白い実がなっていました。
 
同じく、アカミノイヌツゲの赤い実がなっていました。
 
やがて沼原・三斗小屋分岐に着きました。
左側の沼原湿原に向かいます。
 
下山道脇にシシガシラとイワカガミの葉っぱが
植生していました。
 
クマザサと広葉樹林の中を進みます。
 
やがて日の出平登山口に着きますが、
直進し沼原湿原をめざします。
 
同じく、クマザサと広葉樹林の中を進みます。
 
やがて沼原湿原の標識がある所に着きました。
ここからは木道を歩いて進みます。
 
木道脇にマユミの実がなっていました。
 
木道はすれ違い可能な二方向となっています。
 
沼もありました。
 
沼原湿原の草紅葉です。おにぎり型の白笹山が
見えます。その左側は日の出平、その遠方は
南月山です。ここで昼食を取りました。
 
昼食後、沼ツ原駐車場に向かいます。
 
駐車場との分岐に着きました。ここから途中まで
広いが長く続く階段を登ります。
 
発電所用の沼ツ原調整池が見えました。
 
沼ツ原駐車場に着きました。ここからは待機して
いたバスで移動し、「源泉那須山」の温泉に
ゆったりとつかり、登山の疲れも取れました。