里山歩き

2016年02月10日(水) 鹿嶋神の道巡り

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・集合場所:商工会前鹿島神宮無料駐車場(茨城県鹿嶋市宮下2)

・コース:商工会前無料駐車場〜鹿島神宮〜鹿島三社詣りの古道〜坂戸神社〜豊郷公民館〜
夫婦塚古墳(昼食)〜北浦湖畔〜一之鳥居〜豊津公民館〜鎌足神社〜鹿島城址(鹿島城山公園) 〜
駐車場戻りの周回コースです。
 鹿嶋市には悠久の歴史を有する鹿島神宮があり、神の住むまちとして古来より崇められてきました。
 鹿島神宮を核とする神の住むまちを巡る「鹿嶋神の道」は、歴史と伝統ある文化財や森と湖を有する豊かな
自然に触れ、古代から息づく日本人の心のふるさとを体験できるウォーキングコースです。
 今回は総距離が約14kmとフルコース(15.2km)より若干短くなりましたが、鹿島神宮、鹿島三社詣りの
古道、夫婦塚古墳、鹿島城址等の古代ロマンをかきたてる道として、見応えのある楽しい「鹿嶋神の道」
巡りでした。

・天気他:晴、7℃。  駐車場出発9:46、鹿島神宮本殿・拝殿10:00−03、奥宮10:15−20、
鹿島三社詣りの古道入口10:58−11:00、坂戸神社11:14−16、豊郷公民館11:43−51、
夫婦塚古墳(昼食)12:04−38、北浦湖畔13:06、西の一之鳥居13:30−33、豊津公民館13:35−47、
鎌足神社14:01−05、鹿島城址(鹿島城山公園)14:14−20、駐車場戻り14:27 。
 コース約14km、歩数計23,000歩。
 
商工会前無料駐車場〜鹿島神宮〜鹿島三社詣りの古道〜坂戸神社〜豊郷公民館〜夫婦塚古墳(昼食)
〜北浦湖畔〜一之鳥居〜豊津公民館〜鎌足神社〜鹿島城址(鹿島城山公園) 〜駐車場に戻りました。
 
商工会前無料駐車場から出発し、鹿島神宮に向かい
ます。今回は鹿島神宮内を「鹿嶋ふるさとガイド
(ボランティア)」に案内してもらいました。
懇切丁寧なご説明に感謝いたします。
 
5分程で大鳥居に着きます。東日本大震災により倒壊
した御影石の鳥居に替わり、境内に自生する樹齢
500〜600年の杉の巨木を用いて、同寸法の鹿島
型の鳥居が平成26年6月に再建されたそうです。
 
大鳥居から数分で楼門に着きます。1634年
(寛永11年)に初代水戸藩主である徳川頼房公
が奉納したこの楼門は日本三大楼門の一つで、
国の重要文化財に指定されています。
 
鹿島神宮本殿と御神木(杉)です。
鹿島神宮は神武天皇即位の紀元前7世紀の
創建とされ、日本で最も古く格式の高い神社で、
武甕槌大神を祀っています。
 
本殿の前に位置する拝殿です。
本殿、石の間、幣殿、拝殿は国の
重要文化財に指定されています。
 
拝殿の右前方に位置する仮殿です。本殿造営の
際に一時的に神霊を安置するために使用される
社殿で、国の重要文化財に指定されています。
 
本殿から奥宮までの奥参道は、茨城県の
天然記念物に指定された杉とスタジイの
巨木に囲まれた癒しの道です。
 
鹿園の鹿です。鹿島神宮の神の使いは「鹿」とされ、
神鹿と呼ばれています。鹿島アントラーズの
アントラーは鹿の角を意味しています。
 
鹿園の神鹿についての説明看板です。奈良時代
には、鹿の背に武甕槌大神の分霊を乗せて
鹿島立ちをし、奈良の春日大社にお祀りしました。
 
ガイドさんが説明してくれましたが、奥参道の
大木の中央枝分かれ部にハート形が見えます。
 
奥宮です。徳川家康が関ケ原戦勝の御礼に
本殿として奉納されましたが、二代将軍秀忠の社殿
の造営時に奥宮として現在の位置に遷されました。
国の重要文化財に指定されています。
 
松尾芭蕉が鹿島詣りの旅で参宮した折に
詠んだ「此の松の実生えせし代や神の秋」
を刻んだ芭蕉句碑です。
 
大寒禊も行われる御手洗池は、大人でも子供でも
水面が胸の高さを越えないといわれる鹿島七不思議
の一つです。周辺は神宮の園地になっています。
 
鹿島三社詣りの古道入口です。鹿島神宮、
坂戸神社、沼尾神社を結ぶ道は、古来より祭礼や
祝い事のある特別な日に参拝に詣でる道です。
 
その古道を歩きます。
 
坂戸神社に続く谷津田の里山風景です。
田んぼの間を歩きました。
 
坂戸神社です。鹿島神宮の摂社の一つで、
国指定史跡です。神と人の仲をとりもつ神職
である中臣氏の祖神を祀る神社です。
 
坂戸神社の説明看板です。
 
沿道脇にツバキが咲いていました。
 
田んぼの脇を歩きます。
 
沿道脇にスクリュー形の
ツルニチニチソウが咲いていました。
 
水神川沿いの桜並木を歩きます。
 
水神川桜の説明看板です。桜の種類は
ソメイヨシノで、桜の季節は見応えがあるでしょう。
 
豊郷公民館です。
ここで少し休憩を取りました。
 
曲がり角も手前にある破魔矢の道しるべが道案内を
してくれます。破魔矢の道しるべは各所にあります。
 
やがて夫婦塚古墳に到着しました。
 
夫婦塚古墳の説明看板です。
6世紀前半に造営された宮中野古墳群の中で最大
の前方後円墳(全長108m、高さ7.5m)です。
 
夫婦塚古墳の前で昼食を取りました。
 
やがて北浦湖畔に着きました。周囲64km、
最大水深7mの日本で15番目の淡水湖です。
 
北浦湖畔を20数分歩いて、鹿島神宮に通じる西の
一之鳥居(逆光のため朱色に見えず)に着きました。
2013年に再建された鳥居は、水上鳥居として
国内最大級(高さ18.5m、幅22.5m)です。
 
豊津公民館です。ここで少し休憩を取りました。
 
稲荷神社の前を通過しました。
 
鎌足神社の鳥居に着きました。
 
大化の改新を断行した藤原鎌足を祀る鎌足神社
です。鹿嶋が出生の地とされています。
 
鎌足神社の4ケ国語(日、米、中、韓)の説明案内板
です。シンボルマークの鳥居が各所にありました。
 
鎌足神社から10分弱で鹿島城址に着きます。
 
鹿島城址記念碑がありました。本丸跡が鹿島城山
公園となり、市民の憩いの場となっています。
ここから北浦が一望できます。
 
春には桜やヤマツツジが咲き、桜の名所として
「かしま桜まつり」が開催されるそうです。
鹿島城山公園を後にして駐車場に向かいます。
 
鹿島城山公園から10分弱で、
商工会前無料駐車場に着きました。
 
解散後、同行者と駐車場の近くにある塚原卜伝像
を見学しました。戦国時代の16世紀初頭に活躍
した剣の達人で「剣聖」と称された鹿嶋の偉人です。